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執筆者の写真柴田宗洋

人生のレール

更新日:2019年4月12日


人生のレール。それは何か。

イメージしやすいのは、いい高校、大学を経て一流企業に勤め結婚し家族と幸せに暮らす。

これじゃないだろうか。

まず、このレールをイメージする。

人生の「良いレール」のモデル。


そんなものくだらない。自分の最高のレールは違うんだ!

夢を現実にするんだ!

うん。分かる。これも「良いレール」のイメージしやすいモデル。

その夢は、プロ選手やユーチューバー、芸能人の様な華やかな世界もあれば

資格を取って、独立する!とか、お店を持つ!とか。

あるいは、かわいいお嫁さんになる。というのもある。


なんににしろ、自分で決めた「良いレール」に向かって努力するのは大事なこと。

ようするにレールとは、これから生きるための目的に向かって走るためのもの。

そのレールは「自分」で作るもの。もし、父親の家業を継ぐから関係ない。

なんて思っても、家業を次いでから先はやっぱり自分で作ることになる。


だが、問題は・・・

自分のイメージするレールに乗ることができるのか?全員が?

そもそも、レールは自分の努力だけでちゃんとゴールまで導かれるレールになるのか?

レールの上にいるから、安心だ。と思えるほどレールはゴールまで見えるものなのか?

いきなり脱線しないのか?

そもそも目的がなくとも、なんとなくでもレールにのれるのか?


その不安の答えは、すべてNoだ。

そして、そのレールを管理してくれる人もいない。

ちょっとそこのおまえさん。そのレール、そのまま走り続けたらその先は崖ですよ。

だから、別のレールにのらないと。なんて、言ってくれない。

とにかく良いレールに乗れ。そして脱線しないように努力しろ!

良いレールに乗れないのは努力が足りないからだ!こればかり。


さて。

では。

脱線しちゃったかも。と思った時。それはどんな時か。

イメージするレールに乗っていない。と分かった時。

それはどこで分かる?

それは「現実」を身で体験した時だけだ。つまり俗に言う「失敗」した時だけ。

「失敗」しなければ、良いレールに乗り続けている証拠。ともいえるがそうでもない。

そもそも「失敗」してるかどうかが分からないこともある。正確には「あのとき失敗だった」と、後からわかるケース。

ま。いいさ。落ち込んでも仕方ない!と言うのは前向きでいいけど、同時に「失敗」を

誤魔化したともいえる。

前を向かないと、次の一歩が出ないから仕方ない対処方法だけど

同じ失敗をしてしまう。また、やってしまった・・。これを何度繰り返した事か。


でも、「成功」してると思えば、それは正しかった!ともいえる。

「成功」ってなんだ?というのもあるが、それはまあ「楽しい」とか「幸せ」と思えるかどうかだと思う。


前置きが長くなったが・・・

このブログは、もう脱線に脱線を重ねて崖へまっしぐらのレールしかない人が

なんとかかんとか、崖を上っている人のブログだ。

しかも、特別なことが起きていない。突然の病気とか、会社がつぶれるとか、借金を背負ったとか、夢見続けすぎてしまったとか。そういうエピソードすら存在しない。


ただ、脱線した。

たぶん、おそらく、一番多いタイプの脱線者じゃないだろうか。

ようするに「派遣社員」だ。

最初の会社を辞めると、その次は派遣社員という選択肢しかなかった。

正確には、のんびり正社員で会社を探している時間がなかった。

貯金がなかったから。


「派遣社員」このイメージは脱線者以外のなにものでもない。

そしてこの道に一度踏み込むと、いや最初のレールを一度踏み外すともう元のレールには戻れない。別のレールを見つけるしかない。


若いうちはまだまだ何とかなるさ!


よく言われるこの言葉。確かに。そうかも知れない。

でも、それは「別のレール」を見つけられるさ!ということであって

そのレールは、最初よりHARDモードになることが多い。

若くない場合その「レール」そのものがなくなり、先の見えない舗装されていない

夜道のみになる。


そんな「派遣社員」が。若くもない「派遣社員」が。

いきなり社長になった。

正確には、そんな派遣社員でも頑張っていたら見ていてくれた人がいた。出会いをくれた。

そんな色んな人の協力があって、会社を起こすことができた。


このブログは、会社の始まりからこれから起こる色んなことを書いていこうと思う。


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