一生懸命アピールと興味
- 柴田宗洋
- 2021年5月9日
- 読了時間: 3分
「僕は普段から勉強していて、こんな事ができる様になったんですよ」
「いつも努力しています!僕には不得意な分野ですがやらないといけない。だから努力してます」
「頼まれた事なので、なんとか頑張って努力しました」
大体こういうものを聞いた方は「あ、っそ」となる。
これは僕がだけが思う・・・ではないと思う。結構世の中そんなもん。
他人からして、当人がどう頑張ったか。なんてどうでもいい事だから。つまり興味がない。
「慣れない掃除を頑張って部屋を綺麗にしたんです!」と言われても「あ、っそ」と思う人は多いのと一緒。
それでも、こういうアピールする人は結構いる。特に会社の中の組織ではこの手の類のアピールは多い。
「教えてもらう」が当たり前になっている人も結構いる。
給与もらうのに「教えてもらって」給与をもらうなんてなんのこっちゃという人もいる。
会社に入ったら仕事を教えてもらうのが当たり前。研修があって当たり前。そして研修で分からなくても当たり前。なんなら分かっても役に立てずに「ふーん。鼻くそホジホジ」で終わっても当たり前。まあ、大抵はこんな感じになるのだけど何と言うか、こういう人はダメという事が言いたいのではない。与えられるものに一生懸命になる人は少ない。
なんちゅうか、人間なんてそんなもんさ。という事。
子供にホラ、これ使ってこうやってこうすれば、ホラ簡単にできた。やってごらん。
と言っても、やらない。興味ないから。
つまり興味を持ってもらう事が大事。アピールするときも与える時も。
興味を持ってもらうにはベクトルが「自分」に向いてしまったらその時点でアウト
その瞬間他人は興味がなくなる。
僕は普段から勉強して「あなたの」助けになる為にこんな事ができるようになりました。
これから研修を始めますが、この研修は「あなたの為だけに」用意したプログラムです。
どうだろう、これだと「え?俺?私?」と興味を引かざるを得ないと思う。
「あなたが好きな料理を作ったよ」
「私がおいしいと思う料理を作ったよ」
前者だと、なになにどれどれ。となるだろうけど、後者だとその人に興味がない場合は
「あ、っそ」となる。
要するに与える時も与えられる時も、アピールする時も、それ「誰に向けて何をしたの?」
というのが大事。
そして、その上で「あなたに」が必ず他人を引き込ませる事になる訳でもないけどまず最初の興味はもってもらえる。話はそれからだ。という準備段階が完了する。
あなたの為に作ったこの料理、結果マズイ。だと、うんマズイ。という事が残る。
けど、努力のベクトルが「あなた」に向いているから、マズくても、ま、OK。みたいになる。けど、これが自分が満足する為の自分の創作料理だとして他人が食べた結果マズければ
「うん。マズイ」で終わる。
同じ結果でもちょっと変わるという話。
その一生懸命とかアピールのベクトル。それは「自分」に向いてませんか?
という自分へのイマシメ。
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